2006年09月29日

抜穂祭に行ってきました

昨日は神道青年会(40歳以下の神職の会)の神田の抜穂祭のお手伝いで、阿蘇に行ってきました。

抜穂祭(ぬきほさい)とは育てた稲を収穫するに当たって、神様に無事稲が成長し収穫できることを感謝し、大田主(田んぼを管理する人のこと)や早乙女(田植に従事する女性のこと)が刈り取った稲をご神前にお供えするお祭りです。この祭典の後に収穫を行ないます。

さすがに標高が高いだけあって、阿蘇は熊本市内よりも涼しかったです。とはいえ、日なたにいると結構暑く汗が出てきます。阿蘇は稲の収穫が早く、神道青年会の神田以外はほとんど稲刈りが終わっていました。

今年は日照不足や収穫前の台風の襲来により、熊本県の作況指数は不良が見込まれるようです。農家のみなさんにとっては残念なことです。神田の稲も一部が倒伏していました。

ちなみに今回収穫した稲の一部は伊勢神宮に奉納されます。また、熊本県内の各神社にも配布され、ご神前にお供えされます。

※写真はクリックすると拡大できます。


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抜穂祭の様子


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早乙女による稲の刈り取り


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神田の様子
posted by 田邉正広 at 16:29 | 熊本 | Comment(0) | TrackBack(0) | 宮司の日記

2006年09月24日

「国旗・国歌」強制問題判決への疑問。

この記事は以前のブログに書いた国旗・国歌問題についての記事を加筆修正し転載しました。


今月の21日に東京地裁で、東京都教育委員会が、入学式や卒業式で教職員が国旗に向かって起立し国歌斉唱するよう通達したのに対し、都立学校の教職員ら401人が都と都教委を相手取り、通達に従う義務がないことの確認や損害賠償を求めた訴訟の判決がありました。

難波孝一裁判長は、「通達や都教委の指導は、思想・良心の自由を保障した憲法に違反する」との違憲判断を示し、教職員に起立や国歌斉唱の義務はなく、処分もできないとする判決を言い渡しました。また、慰謝料として1人当たり3万円の賠償を都に命じました。

わたしはこの判決を聞いて驚きました。そもそも式典の時に国歌や国旗を尊重するのは当然のことです。スポーツの試合を見てもらうとよく分かると思いますが、国歌斉唱の時には起立しますよね。これが相手の国が自分の気にくわない国でも起立します。これは礼儀です。

ですが、この教職員たちは「思想・良心の自由」を主張して、国歌斉唱や国旗掲揚時の起立を否定するわけです。これが通用するならば、卒業式で生徒が校長先生に礼をすることも否定できるでしょう。「わたしは校長先生と思想が相容れない。なので校長先生を尊重する必要はなく、礼をする必要はない。」と。またはこういう主張も可能でしょう。「人間は平等だ。なので、相手が校長先生だろうと礼をする必要はない」と。しかし、これでは式典が成り立ちません。

世の中には自分の納得のいかないことはたくさんあります。だからといって納得のいかないことには従わないというのでは話になりません。このことに関してはソクラテスが「悪法も法なり」と言っています。ですので、納得いかないことでも従いつつも、納得いくように変えていく努力をすべきなのです。例えばこの場合は国旗・国歌が気にくわないのなら、国旗・国歌を変えていくべきなのです。それでも、国旗・国歌が変わるまでは現在のそれに従うのは当然のことです。もちろんわたしが今の国旗・国歌を変える必要がないと思っているのは言うまでもありません。

そもそも、こういう人たちは「国旗や国歌を強制しないことを強制している」のですよね。生徒は教師に内申書などの決定権を握られているわけで、もし式典で国歌斉唱したら教師に目を付けられると思ったら、生徒は歌わないと思います。百歩譲って歌いたくない生徒は歌わなくてもいいとしても、少なくとも教師は歌うことを指導すべきです。教師が国旗・国歌に反対だろうと関係ありません。自分の思想と相容れないから教えないというのでは教師失格です。こういう教師がいるので、国旗掲揚や国歌斉唱を義務づけなくてはならなくなるのです。

それに、国際化と言いますが、自分の国の国歌すら歌えないようでは、「おまえはどこの国の人間だ?」と言われて恥をかきます。外国の国歌を調べてみるとよくわかるのですが、君が代はとても平和な歌詞です。しかも短歌という日本の素晴らしい文学が元になっています。外国の国歌を見ると「武器を取れ」だの「敵の砲火をついて進め!」だの、物騒なものばかりです。そういうのもわかっていて日の丸・君が代に反対しているのでしょうか。

こういう人たちは、オリンピックで日本人選手が日の丸を持ってウィニングランをしていることにも反対をしてほしいものですね。「侵略の象徴である日の丸を持ってウィニングランするとは、アジアの人民への配慮がない」とでも。

ちなみに、今回都を訴えた人たちの思想がどんなものであるかは、以下に紹介するホームページを見てもらうとよくわかるでしょう。このページの『あなたは「君が代」を歌いますか』という記事を読むと、よくもこう国旗・国歌を罵倒できるものだと感心というかあきれてしまいます。
http://www.din.or.jp/〜okidentt/nezusan.htm(そのままではリンク先に飛べないので全角の「〜」を半角にしてください)

今回勝訴した原告の教師は、判決後、教育委員会が控訴しないよう訴えるため、教育委員会に乗り込んだそうですが、教育委員長に会えないことを知ると怒号を飛ばしたそうです。そんな怒号を飛ばすような品のない教師に教わる子供たちが気の毒です。

今回は地裁での判決です。日本では三審制がしかれているので、高裁や最高裁での審議を見守りたいと思います。おそらく教師側が逆転敗訴するのではないかと思うのですが、その時に教師側がどういった主張をするかも注目したいと思います。おそらく「不当判決」とか「権力の横暴」とか「戦前回帰」という言葉が並ぶんでしょうね。
posted by 田邉正広 at 11:57 | 熊本 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事評論

2006年09月21日

ひさしぶりのフランス語での会話

今日は神符遷霊祭という、お守りにおみたまを遷すお祭りをご奉仕しました。祭典が終わって片付けをしていると、外国人の年配のご婦人がお参りに来られました。一応フランスに1年いたのですが、もう10年も前のことなので、すっかり外人さんが苦手になってます(^_^;) 「話し掛けられたらどうしよう」と思っていると、そのご婦人が近寄ってきて、話し掛けてきました。

ちょうど、お守りを整理しているところだったので、お守りのことを尋ねられました。英語でしゃべってこられたので、こっちも片言の英語で対応(^_^;) 何とか意味が伝わったみたいで、勝守(かちまもり)というお守りを受けられました。

それで、どこから来られたのですかと質問すると、「フランスから」とおっしゃったのです。まさか、うちにフランス人がお参りに来られると思っていなかったので、さすがに驚きました。それからはフランス語で会話です。

とはいうものの、フランス語もすっかり忘れてます。聞き取りはご婦人がゆっくりしゃべってくれたお蔭でなんとか出来ましたが、会話が全然ダメ。こっちとしては英語でしゃべるよりは遥かに楽ですが、簡単な単語が出てこない。それでも何とか話は通じました。その方のご両親はわたしが住んでいたリヨンの出身だそうです。その方は現在はブリュッセル(ベルギー)にお住まいとのことでした。

最後にわたしの写真を撮って帰られました。さいごに「Au revoir!」(さようなら)と言って別れたのですが、もう少し気の利いたことが言えたらなと思いました。

せっかくフランスの方が来られたのにうまくしゃべれなかったのは悔しかったですね。勉強し直さないといけないなと思いました。
posted by 田邉正広 at 14:33 | 熊本 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | 宮司の日記

2006年09月19日

台風一過

今日の熊本はまさに台風一過の素晴らしい天気です。一昨日の夜の暴風が嘘のようです。

さて、台風13号により全国各地で被害が出ています。被害者の方には心よりお見舞い申し上げます。皆様には台風による被害はありませんでしたか?

熊本の秋の風物詩である、藤崎八旛宮の秋の例大祭の神幸行列も延期を止むなくされました。当社では大きな被害はなかったのですが、楠や銀杏の枝が落ちたり、朝顔の一部が風にやられたり、稲が倒れたりしました。

今年はもう台風がやってこないことを願いたいものです。


風にやられた朝顔
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木の枝が散乱しています
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posted by 田邉正広 at 09:40 | 熊本 ?? | Comment(0) | TrackBack(0) | 宮司の日記

2006年09月15日

随兵寒合(ずいびょうがんや)

9月も半ばになり、熊本でも朝晩がだいぶ涼しくなってきました。今日は熊本市内で一番大きなお祭りである、藤崎八旛宮の秋季例大祭です。熊本ではこの日を境にだんだんと暑さが和らぎ、朝晩が冷え込んできます。このことを「随兵寒合(ずいびょうがんや)」といいます。随兵とは、お祭りの神幸行列に付き従う武者のことを指します。

みなさんはこの時期に着る服に悩むことはありませんか。半袖の服ですと周りから浮いているような気がしますし、かといって長袖だと暑いですよね。しばらくはたんすの中とにらめっこの日が続きそうです。
posted by 田邉正広 at 14:26 | 熊本 ???? | Comment(0) | TrackBack(0) | 宮司の日記